ブログを閲覧してくださっている皆様、こんにちは。

 

 

昨シーズンキャプテンを務めさせていただきました、笹森です。

 

全国大会終了後、諸事情があり、皆様へのご挨拶が遅れてしまい申し訳ございませんでした。

 

 

先日行われた全国大会では、記念品の購入及び寄付金でのご協力をしてくださった方々、はるばる名古屋まで駆けつけて応援して下さった方々、皆様に様々な形でサポートをいただき、とても心強い状態で大会に臨むことができました。
この場をお借りして、改めてお礼を伝えさせていただきます。

皆様、本当にありがとうございました。

 

 

ご存知の通り、今シーズンもやはり瑞穂の壁は高く、残念ながら目標を達成することはかないませんでした。

しかし、私はこのチーム、このシーズンでの活動を通して多くのことを学び、経験することができました。

 

そんな我々の1年間をうまくはまとめられませんが、振り返らせていただきます。

最後まで目を通していただけると幸いです。

 

 

まず、今シーズン我々は間違いなく、茨城大学ラグビー部史上初となる

「全国地区対抗制覇」という、大きな目標を設定しました。

 

二年連続初戦敗退という悔しい結果となり、何かを変えなければならない。

そういった気持ちで4年生がミーティングを行い、この目標を立てたことを思い出します。

 

口で目標を語るのはとても簡単で、全国地区対抗制覇という目標をミーティングで全員に伝え、それに付随して今シーズンのスローガンである「成」という考えをもとに実行していこうと宣言しました。

 

しかし、現実はそこまで簡単ではなく、恥ずかしながら、主将の自分の中で

「本当にこれで全国地区対抗制覇できるチームになれるのだろうか」と思ってしまったこともあります。

 

そんな気持ちで始まったシーズンでした。

 

 

それでも、監督・コーチからの、今思えばありがたい叱咤激励や、部員の中でのコンタクトレベルの競争など、様々なきっかけを経て、少しずつ、少しずつチームが全国地区対抗制覇に向けて固まっていきました。

 

何よりも今年は、

秩父宮ラグビー場で行われた、東日本大学セブンズ,関東大学オールスター戦への出場(関東2区代表),3年ぶりの菅平合宿の復活など、大きな成長の機会に恵まれました。

 

ラガーマンとして誇らしい場所に招待していただけたこと、協力してくれる方々のおかげで合宿を行えたことをきっかけに、チームに良い風が吹いたと思います。

 

改めて、様々な環境に恵まれたシーズンでした。

 

 

こうした夏を経て、関東2区予選が始まりました。

ここで間違いなく、このチームが成長した試合があります。

 

その試合が、関東2区決勝、新潟大学戦です。

スコアは2514で勝利しましたが、全員が80分間緊迫した雰囲気で行った、厳しい試合でした。

 

新潟大学の執念のタックル、徹底したハイパント戦術を経験できたことで、さらにチームが強くなった。そう感じました。

個人的にも、新潟大学さんの想い、他大学の想いを胸に、関東2区の代表として戦わなくてはならないという覚悟が改めて芽生えました。

 

そして全国地区対抗制覇への一か月の鍛錬が始まりました。

練習時間を増やし、これまでの苦い経験を思い出し、FWは徹底してスクラムの強化を行うことになりました。

この1か月間は、先輩方が連れて行ってくれた2度の全国大会での経験をもとに、やらなければならないことが明確になっていました。

今年こそは勝ち上がるという思いが、練習の内容・姿勢に現れたと思います。

 

そして、初戦、中部大学戦を迎えました。

様々な思いを胸に、各々がピッチに立ったことだと思います。

 

試合前にグラウンドに立った際、スタンドを見るとたくさんの茨大応援団が旗を掲げ、声をかけてくれました。とても素晴らしい景色でした。

 

キックオフを迎え、試合開始となりました。

前半は風下だったこともあり、陣地をとられ、苦しい時間が続きました。

 

それでも負ける気は全くしませんでした。コンタクトのレベルも同等でした。

 

あのピッチに立って初めて、自分の中で「全国大会制覇」までの道筋が見えたことを覚えています。
それくらい自信がありました。

 

ハーフタイムを迎えても、全員から「いける」という声が聞こえてきました。

 

後半も5点ビハインドの時間が続き、流れは茨大に傾いていました。
しかし、ここから瑞穂の高い壁に阻まれ失点。

終了のホイッスル…。

 

様々な思いが巡り、現実を受け入れられませんでした。

 

私たちのシーズンはこれで幕を閉じました。

 

 

結果は残念でした。

しかし、入部したときには考えられなかった「全国地区対抗制覇」という大きな目標を掲げ、突っ走ってきた1年間はかけがえないものになったことは間違いありません。

 

毎シーズンのことですが、監督、コーチ、スタッフの方々、保護者の方々に支えられて、最高の時間を過ごすことができました。

大学生活という人生で一度しか味わうことができない時間を、充実させることができました。


本当に感謝してもしきれません。

 

 

チームメイトの皆。

1年間ついてきてくれてありがとう。

 

ここには綴りきれないたくさんの経験と思い出が残りました。

 

 

なんだか書いていたら、また悔しくなってきました。

 

俺はやっぱり、このチームで勝ちたかった。本当に。

 

だから、後輩諸君後は頼んだ。

 

 

 

長々とまとまらずにすみません。

 

今後とも、茨城大学ラグビー部をよろしくお願い致します。

 

 

それでは、このへんで。

 

 

主将 笹森伊吹

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