こんばんは。
来年度茨城大学ラグビー部キャプテンを務めることになりました、理学部 地球環境科学コース 安翔大(アンサンデ)と申します。 


まずは少しだけ自己紹介と今までの振り返りをさせてください。
出身は大阪府で、幼い頃から恐竜など古生物が好きで地質学・古生物学が学べる茨城大学へ入学しました。ラグビーは中学から初めて高校でやめようと思っていたのですが、受験途中に「茨城大 ラグビー」とネット検索したところいくつかヒットし、新歓PVとホームページを見て「受かったら入部しよう」と決めました。

初めは部活に対する温度差を感じることが少なくありませんでした。しかし山田キャプテンを中心とした4年生、院生の本気度合いを見て、このチームで勝ちたいと思うようになりました。結果は残念でしたが非常に充実した一年でした。その次の年は僕にとってはまさに地獄のような一年でした。人数が少なく新入部員は入らず、さらに怪我人が出る上に練習にも人が集まりませんでした。あの時は本当に辛かったのですが小園キャプテンが諦めずにチームをまとめて、なんとか新潟大に食らいつきました。

そして今年は新入部員に恵まれ、外部コーチのトレーニングも取り入れながら練習して、決勝戦では一時2点差まで新潟大を追い込みました。今年のフォワードはまさに関東二区の「超剛力軍団」と呼べるくらい強かったと思います。


そして来年度
もう「よくやった」、「いい試合」はいらないと思います。今まで通りやっても勝てないことは明白です。ですがあえて来年は勝つための戦略、戦術よりももっと基本的なところに重点を置きたいと思っております。それは人間性です。
どのスポーツにも当てはまりますが、特に体をぶつけ合い、どこに跳ねるかわからない楕円球を扱うラグビーでは、戦術、技だけでは勝てません。普段の練習から適当にやってる人が試合のハイプレッシャーの中で活躍できるはずもなく、部活の規律を守れない人はオフサイドラインも守れません。逆に常にゴミを拾う人にはバウンドしたボールが跳ね返ってくると信じています。辛い時やここぞの時に日頃の行い・人間性が出てくるのがラグビーだと思います。
そういう部分では今年のテームはあまりにも弱かった。ミスが起こった時やトライを取られた後、相手DFのプレッシャーにされされた時、流れを変えるメンタルと手段はありませんでした。逆に新潟大は劣勢になっても落ち着いてスペースを見ながら展開し、分厚いサポートで一気にトライを取りきりました。あの揺るがない平常心と結束の強さは一年間の練習への取り組み、規律によって生まれるものだと思います。


来年試合に勝ちたければ、技術どうこうよりもまず部員一人一人が人間的に成長する必要があります。挨拶、人の目を見て話を聞く、落ちてるゴミを拾う、用具の整理、報告・相談・連絡の徹底、何事にも本気で取り組むなど、「当たり前」を当たり前のようにできなければなりません。この土台の上にスキル、戦術・戦略があります。
なので新入部員が何人入り、どんなスタイルのラグビーをするかはわかりませんが、まずは人間的成長や規律に重点を置いて、掃除や整理などから初めて行こうと思います。また今年一年を通してキャッチ・パスの基礎スキルや、怪我なくパフォーマンスを発揮するためののフィジカル・フィットネス・柔軟性の「圧倒的不足」を痛感したので、一から練習していきます。

最後に
昨年度のスローガンは「Evolve」(進化する)でしたが、進化は一つの世代の変化で終わるものではありません。先代たちが作り上げ守ってきた伝統を引き継ぎ、強くなろうとした今年の一年を途切らせてはなりません。来年度、そしてまた次の代へと強いテームの文化が受け継がれ、また強くなっていくことこそが進化であります。
そして敗退は新たなスタートです。
我が茨城大学ラグビー部に歩みを止めることなどありません。
たとえ人数が少なくても、人々が笑おうとも、何度でも挑戦し続ける、全国大会出場を勝ち取るまで。
ここから新たな茨大ラグビー部の歴史が始まります。


長くなりましたがどうか来年度もよろしくお願いいたします。
 


2019年度 茨城大学ラグビー部主将

安 翔大